『ムサッシーのブログ』を記載します。


by sportsaid

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 早春の冷たい雨。山沿いでは雪に変わるかもという予報でした。当日も予報通り朝から雨。皆欠席…、なんてこともありうる天候ではありましたが、いざ時間になると来るわ来るわ。12名の「モノ好き」が雨具を着込んで西武秩父駅に集まりました。
 6月6日に第1回大会を開催する「秩父の名峰・武甲山トレイルラン」のコースの試走も兼ねて計画した練習会ではありましたが、「西武秩父駅〜武甲温泉直行」という密かな計画変更はあっさり却下されました。
 駅前から大会会場の羊山公園に移動。会場、スタートライン等確認して琴平ハイキング道へ。木々が生い茂るハイキング道はぬかるみや水溜りもほとんどなく、走りやすいです。負け惜しみではなく。雨具が多少ゴワゴワするものの、湿気が多く呼吸は楽だし、緑の葉や落ち葉も濡れて艶やかでとてもキレイです。
 橋立堂(秩父札所第28番)前の土津(はにつ)園でお昼休憩。おそばを注文しなかった者(半分以上)にも店内でお茶と漬け物を出していただきました。武甲山トレイルの応援の方(時間があればランナーも)は、ぜひ土津園で休憩を。
 下り坂の天候の予報ゆえ、予定を早めに切り上げる予定でしたが、雨が強くなることもなく、武甲山頂まで行くことにしました。
 高度が上がるにつれ、枝や葉に付いたしずくが凍ってキラキラ。まるでガラス玉のように光っていました。そのうち雨がみぞれに、そして雪になりました。山頂付近は一面の雪景色。季節が逆戻りしたようです。
 山頂にある御岳神社で大会の安全祈願をして下山。武甲山表参道を下り、一の鳥居へ。ここで登山道は終わり。鳥居の脇では恐い顔の狛犬、というか狼?がました。あばら骨が浮き出てるし。「そんなに睨まないでくださいよ〜」というほどでした。
 ここから一般道に。道路の脇には大きなセメント工場がいくつもありました。山を削り取られて、容姿さえ変えられてしまった武甲山とともに高度成長を支えてきたのでしょう。しかし、採石場としての武甲山も間もなくその役目を終えるとも聞いています。いつも見ているビルや誰かの家に武甲山生まれのセメントが使われているかも知れませんね。
 高度成長を支えてデコボコになって標高さえも変更になった奥武蔵の名峰。いつの日かあのデコボコを登ってみたいと武甲温泉浸りながら思うのでした。

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メンバー全員、雨対策も万全。ここから「琴平ハイキング道」の核心部に向かいます。








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最初のピークへの登り。それなりに厳しいですよ。









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ピークに全員集合。天気は雨だけど、みんなの顔は晴々。









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秩父札所の一つでもある「岩井堂」もコースの中。味わい深いお堂です。









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この後、秩父札所第28番「橋立堂」を通り、やがて小雨の煙る武甲山への本格的なトレイルに入ります。








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長者屋敷の頭を過ぎると、雨が雪に変わりました。なかなかの風情でしょう。








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ここから頂上は、すぐそこ。みなさん、今日は思いもかけぬ「いい経験?」をしましたね。








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下山は表参道を慎重に。










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一の鳥居の狛犬。本番の大会では、この辺りにエイドを設置する予定です。ランナーを守ってくださいね。









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ゴールは「武甲温泉」。冷えた身体に温泉、最高! 温泉で暖まったあとはビール、最高!!









(写真:島田利治、キャプション:ムサッシー)
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by sportsaid | 2010-03-16 10:49
 新年度を迎えるにあたり、まずはスポーツエイド・ジャパンの昨年の活動に関わっていただいた皆様に厚くお礼申し上げます。お陰さまで、スポーツエイド・ジャパンが主催した12の大会、および武蔵ウルトラマラソンクラブが主催した2つの大会すべてを無事終了させることができました。本当にありがたいことです。

 今も、昨年開催した一つ一つの大会の模様を鮮明に思い起こすことができます。
 スポーツエイド・ジャパンの年度始めの大会「戸田・彩湖フルマラソン&ウルトラマラソン」は、エントリー者数がとうとう「奥武蔵ウルトラマラソン」を上回り約1300人になりました。この事態に、果たして私たちの能力できちんと対応できるのか不安ではありましたが、幸いにも好天に恵まれ、またスタッフにも恵まれて、それは杞憂に終わりました。この大会で、今後のスポーツエイド・ジャパンの事業の展開にさらなる可能性を見出せたような気がしています。
 「日本横断・川の道フットレース」のエントリー者も100人を越えました。このレースはランナーとともに「川の道」を旅するからでしょうか、強い一体感が生まれます。これほど他人のゴールが自分のことのように嬉しく熱くなる大会はありません。昨年の大会でも涙腺が緩みっぱなしで困りました。
 昨年、ボリュームアップして再生させた「名栗U字連山スーパートレイルラン」。全長28km、最大高低差1117m、トレイルが占める割合82%というハードなコースに非情の雨。予想をはるかに上回るランナーが出走したこの厳しい条件でのレースから、多くのことを学ばせていただきました。昨年の最も印象に残った大会と言えるかも知れません。今年から、事情によりこの大会の会場を変更し、距離も29kmに延長します。また、ショートトレイル(8km)部を廃止することにさせていただきます。
 スポーツエイド・ジャパンの柱となる「奥武蔵ウルトラマラソン」は、昨年で回を重ねること16回。その間、雨に祟られたことは1度もありませんでした。ほぼ1日中降り続いた昨年の雨には、奥武蔵ウルトラマラソンの代名詞が「暑くて熱い真夏の祭典」であるだけに、正直言って面食らいました。暑さを期待して来てくれたランナーの皆さんに本当に申し訳ない気持ちにさせられましたが、「雨でも奥武蔵は奥武蔵、充分楽しめた。奥武蔵、最高!」というありがたい声に救われました。参加していただいた皆さんに、ただただ感謝するばかりでした。
 「雁坂峠越え秩父往還143km走」の愛好者も随分と増えてくれました。そこで、昨年はスタート地点となる甲府市の高級ホテルで開会式・前夜祭を行うことにし、代わりにゴール後の懇親会を取り止めることにしたのですが、果たしてこの設定がよかったのかどうかはまだ結論がでておりません。場合によっては、また従来の形に戻るかも知れません。
 レースの方はとてつもない大会新記録が出て、とてもエキサイティングでした。私の思い入れの強いこのレースを年間の主要レースと位置づけ、真剣に取り組んでくれているランナーがいるということに喜びを隠すことはできません。
 制限時間が緩いからだと思われますが、実に多くの「初フル」組が「奥武蔵グリーンライン・チャレンジ42.195km」の難コースに挑んでくれました。思いもよらぬ辛さを味わったからこそ得られた達成感に涙する若いランナー。見ていて、とても清々しかったです。若いランナーの参加は、大いに歓迎すべきことです。
 知的障害者の会「あさがお」の事務局長でもある浅香理事と立ち上げた「チャレンジド・クロスカントリーin彩の国宮沢湖」も昨年で5回目を数えました。「障害者を持った方々(チャレンジド:神からチャレンジすべき課題や才能を与えられた人)にもスポーツの楽しさを体感していただくこと、およびチャレンジドと健常者がスポーツを通じて相互の理解を深めていくこと」という目的がランナーの間にもだいぶ浸透してきたようで、大会も随分と賑やかになりました。一つ残念なことはチャレンジドの参加者数が横ばいであることです。今後の課題の一つでもあります。
 私たちスタッフもことさら楽しめた大会は、何といっても「年の瀬マラソンin所沢」でしょう。もともと記録を狙うのではなく「健康に感謝し、ランニングを通して仲間たちとその喜びを共有して欲しい」という願いから立ち上げた大会なので、ならば「とことん楽しんでもらおう」と今年から仮装して走ることを奨励することにしました。これに意外にも多くのランナーが乗ってくれて、それはそれは盛り上がりました。次回は絶対に仮装して走ると約束してくれた多くのランナーの声、そして一般入園者も大いに喜んでくれたという事実に気をよくしております。今から次回大会が楽しみでしようがありません。
 昨年、武蔵ウルトラマラソンクラブ主催として復活させた「カモシカマラソン」も深く印象に残っています。コースに設定した「飯豊連峰主脈縦走路」は期待通りの「山上の楽園」でした。
 「衣食住」に必要なものをすべて背負い、山中で1泊することになったこの大会の開催方法を今後も変えないで続けていきたいと思っています。ただし、カモシカファンの方には甚だ申し訳ないのですが、本年度は諸般の事情で休止する可能性が大です。できれば日本三大峠の一つである南アルプス三伏峠~塩見岳で実施したいのですが。休止の場合は、悪しからずご容赦ください。

 次に、本年度の新規大会を紹介いたします。
 まず「秩父の名峰・武甲山トレイルラン」(6月6日開催)。秩父地方のシンボルともいえる武甲山は全山石灰岩からなっており、北面の山肌は無残にもそがれて痛々しい姿になってしまいました。が、南側から見る自然のままの武甲山は実に雄大で美しく、しばし見とれてしまいます。私の第2の故郷・奥武蔵地方の名峰でいつかトレイルランニングレースをと思ってきただけに、この大会開催に対する気合は充分です。
 2つ目は「8時間耐久レースin所沢航空記念公園」と併催する「3種目耐久レース」です。このレースは2日間かけて行うもので、初日に5kmと42.195km、2日目に8時間走と3種目を1人でこなし、各種目の着順によって得られるポイントの合計点を競うという世界初の試みです。これも以前から密かに開催を目論んでいたレースなので、いよいよ実現の運びとなることに今から興奮しております。

 NPO法人スポーツエイド・ジャパンが誕生してから、今年の5月で7年目に入ります。昨今のマラソンブームも手伝って私たちが主催する大会の参加者も着実に増え、NPO法人の運営も安定してまいりました。また、私たちの大会を支持していただいているランナーの方が、ときにはスタッフとして私たちを支えてくれるようになりました。ランナーとスタッフが一体となって楽しめるフレンドリーな大会づくりを目指している私たちにとって、とても嬉しいことです。
 今年も、私たちが掲げる目的を達成するために立ち止まることなく、皆さんとともに走り続けます。「自分の好きなことで忙しいのは幸せなこと」と言い聞かせながら。
 本年も、よろしくおつき合いくださいますようお願い申し上げます。

                       NPO法人スポーツエイド・ジャパン 代表理事 舘山 誠
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by sportsaid | 2010-03-15 15:12