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『ムサッシーのブログ』を記載します。


by sportsaid

「第5回チャレンジド・クロスカントリーin彩の国宮沢湖」リポート

 12月第3日曜日は障害を持った方々(チャレンジド:神からチャレンジすべき課題や才能を与えられた人)と健常者が一緒になってランニングを楽しむ日。今年も穏やかに晴れ渡った埼玉県飯能市の宮沢湖畔で「チャレンジド・クロスカントリーin彩の国宮沢湖」を開催しました。
 本大会にエントリーされた方は何と776人。この大会の趣旨に賛同される方が年々増えていることをとても嬉しく思っております。
 1人のチャレンジドを紹介します。遠路福岡県からの2年連続参加で、見事12.5km男子チャレンジドの部で優勝された副島百年選手(あさがお所属32歳)。彼は知的障害をもっていますが、2009年の萩往還250km、雁坂峠越え秩父往還143kmを好成績で完走しています。知的障害者がこのように超ロングのウルトラマラソンを完走するということは、今までの常識では考えられなかったそうです。
 本大会の副実行委員長で知的障害者の会「あさがお」の事務局長でもある浅香は「ランニングマガジン・クリール」2009年11月号で「知的障害者を取り巻くスポーツ環境はまだまだ整備されていませんが、彼の活躍は未来に大きな可能性を拓いてくれるような気がする」と述べています。この大会から彼に続くランナーが生まれ、ひいてはチャレンジドも充分に楽しめるスポーツ環境が整備されていくことを願って止みません。
 今回も多くのランナーの方々がボランティアスタッフとして選手のサポートに回ってくれました。皆さんのおかげで、私たちの主催する大会が成り立っています。私たちはできるだけ安い参加料で、どれだけランナーの皆さんに楽しんでいただけるかをテーマに大会を開催しています。スポーツエイド・ジャパンを支えてくださっている皆さんに心から感謝申し上げます。

以下、大会の模様です。

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大会会場である宮沢湖畔「奥の入江」にランナーが続々と到着。









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「奥の入江」は三方を小高い丘で囲まれた芝生帯で、実に穏やかで心地いい場所です。








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会場にはスポーツエイド・ジャパンの協賛者「ランクス」、「ひだまり山荘」が毎回、展示ブースを出してくれています。







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アテネ、北京パラリンピック日本代表マラソン選手の高橋勇市選手は、今年も奥様の伴走で他の選手を応援しながら5kmの部に出場してくれました。






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5kmの部に出場したチャレンジドのゴール。ゴールテープを張って笑顔で選手を迎えてくれているボランティアスタッフに感謝です。







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アフターレースは今年も「もちつき大会」。いつも調理を買って出てくれている「さち弁当」さんは、この日のために社長の故郷・山形から特選のもち米を取り寄せてくれています。誠意を込めて協力してくれる人たちがいて、そして喜んでいただける人たちがいる。本当にありがたいことです。
by sportsaid | 2010-01-19 16:56